おすすめの無料DVD リッピングフリーソフト 10選【2025年】

最近のPC、特にMacではDVDドライブが搭載されていません。久しぶりに古いDVDを取り出してみたとき、「あれ、再生できない！」と焦った経験がある方も多いのではないでしょうか。

そんなときに頼りになるのがDVDリッピングソフトです。リッピングソフトを使えばDVDディスクの内容をハードドライブに保存して、いつでもアクセスし楽しめます。

本記事で紹介するプログラムは、すべて実際に選定しテストを行いました。公平な視点から機能や使いやすさを比較しています。ぜひ参考にしてください。

総合的におすすめ：Movavi Video Converter

高速変換と豊富な機能を兼ね備え、初心者から上級者まで幅広く使いやすいソフトです。

無料ソフトのおすすめ：HandBrake

完全無料でありながら多機能と安定性を備え、コストをかけずに利用できる点が魅力です。

Blu-ray対応なら：MakeMKV

字幕やチャプターを保持したままBlu-rayを高品質でMKV形式に変換できるシンプルな設計です。

コピーガードDVDに強い：WinX DVD Ripper

最新のコピーガード解除に対応し、市販DVDやレンタルDVDもスムーズにリッピングできます。

多彩な出力に対応：WonderFox DVD Ripper

500以上のプロファイルでPCやスマホ、ゲーム機など幅広いデバイス向けに最適な形式を選べます。

最高の有料および無料DVD リッピング フリーソフトの当社によるレビューは、どのソフトをダウンロードして試してみるのかを選ぶのに役立ちます。特定の順位付けは行っていませんが、いずれも高品質で安心して利用できるソフトです。ニーズに合ったツールを見つける参考にしてください。

おすすめする理由：高速変換と豊富な機能を兼ね備えた万能ソフト

OS: Windows 7/8/10/11、macOS 11.0以降

価格: 7日間の無料体験版、有料1年プランまたは買い切りの永続ライセンス

Movavi Video Converterは、動画や音楽、画像を高速かつ高品質に変換できるマルチメディア変換ソフトです。180種類以上の形式に対応しており、MP4やAVI、MOVなどの定番フォーマットはもちろん、最新デバイス向けの最適化プロファイルも多数用意されています。変換以外にも、圧縮や字幕の追加、カットや結合などの編集機能を備えており、初心者でも簡単に操作できます。特に印象的だったのは、独自の「スーパースピード変換」機能で、画質をほとんど落とさず短時間で処理できました。WindowsとMacのどちらでも安定して動作し、総合的に見て日常的に使いやすいオールインワンの変換ソフトだと評価できます。

最新のアップデート（Ver.24.3.0／2025年3月10日）では、DVD変換に関する不具合が修正され、よりスムーズで正確なデジタル形式への変換が可能になりました。
Movavi Video Converterはユーザーから広く支持されており、G2で4.8を獲得しています。

Movavi Video ConverterでDVDをリッピングする方法は次のとおりです。

1. Movavi Video Converterをダウンロード・インストールします。
2. [メディアの追加] をクリックして、[DVDの追加 ] > [DVDを開く] を選択します。
3. DVD内VIDEO_TSフォルダを見つけて、選択します。
4. 変換したい形式に合ったプリセットを選びます。
5. [変換] ボタンをクリックすると、リッピングが開始されます。

詳細なガイドについては、以下の記事で紹介しています。

DVDのリッピング方法についての完全ガイドを読む

おすすめする理由：完全無料で多機能なオープンソースリッピングソフト

OS: Windows 10/11、macOS 10.13以降、Linux

価格: 無料

HandBrakeは無料のオープンソース動画変換・DVDリッピングソフトです。実際に試してみると、デバイスごとのプリセットが便利で、すぐに変換を始められる点が印象的でした。入力は一般的なマルチメディアファイルやコピー保護のないDVD/Blu-rayに対応し、出力はMP4、MKV、WebMなどを選択可能です。さらにチャプター単位でのリッピングや字幕追加、ノイズ除去などのフィルター機能も利用できます。シンプルさより多機能性を重視するユーザーに向いていると感じました。

最新のアップデート（HandBrake 1.10.1）では、x265エンコード時に発生する映像の破損問題や、SVT-AV1プリセットの不具合が修正されました。また、Macでのカスタム境界色検証が改善され、Windows版では新しいルーマニア語翻訳が追加されています。

HandBrakeはユーザーから高く評価されており、G2では4.7の評価を獲得しています。

おすすめする理由：500以上の形式に対応し無料でも幅広く使える

OS: Windows Vista/7/8/8.1/10/11

価格: 無料

Freemake Video Converterは、DVD変換だけでなく500以上の形式に対応した多機能フリーソフトです。実際に使ってみると、MP4やAVI、MKVなどへの変換はもちろん、スマホやタブレット用のプリセットが便利で、目的のデバイスにすぐ合わせられました。DVDを取り込んでカスタムDVDを作成したり、4K映像を画質を保ったまま変換できる点も印象的です。さらに不要部分のカットや複数動画の結合、字幕の追加も簡単に行えます。Windows専用ですが、無料でここまで使えるのは大きな魅力だと感じました。

Freemake Video Converterは、Capterraでは4.0、G2では3.7の評価を得ています。

おすすめする理由：Blu-ray対応で高品質なMKV変換がワンクリックで可能

OS: Windows XP以降、macOS 10.7以降、Linux

価格: 無料（ベータ）

MakeMKVは、DVDやBlu-rayをワンクリックでMKV形式に変換できるシンプルなソフトです。試したところ、チャプターや音声・字幕トラック、メタ情報までしっかり保持される点が便利でした。さらに、変換だけでなくディスクの映像をそのままプレーヤーにストリーミング再生できる点も特徴的です。現在はベータ版のため、DVD機能は今後も無料で利用でき、Blu-ray機能もベータ期間中は無料で使えます。

最新のアップデート（MakeMKV v1.18.1／2025年5月4日）では、前バージョンで発生していた不具合が修正されました。直前のv1.18.0（2025年4月4日）では、AACS v82への対応が追加され、マスタリングエラーを含むディスクの処理精度が向上しました。また、Mac OS 15.4でのクラッシュ問題も改善されています。

MakeMKVはユーザーから一定の評価を受けており、Trustpilotでは3.3の評価を獲得しています。

おすすめする理由：最新コピーガード解除と高速処理に強みがある

OS: Windows 7/8/10

価格: 無料版、有料の年間プラン、買い切りの永続版

WinX DVD Ripperは、コピーガード付きの市販DVDやレンタルDVDにも対応できる強力なリッピングソフトです。実際に試したところ、CSSやDisney系の最新コピーガードも特別な設定をせずに解除でき、MP4やMKVなど幅広いフォーマットに変換できました。Intel QSVやNVIDIA NVENCによるハードウェアアクセラレーションを活用すると、1枚のDVDが数分でリッピングできるほど高速です。さらに、字幕や音声トラックの抽出にも対応しており、音楽DVDからMP3への変換も手軽に行えます。390種類以上のプロファイルが用意されているので、スマホやタブレット、テレビ用に最適な形式をすぐに選べるのも便利です。

WinX DVD Ripperはユーザーから好評を得ており、Trustpilotでは4.2の評価を獲得しています。

おすすめする理由：シンプル操作でコピーガード付きDVDも変換できる

OS: Windows 7/8/10、macOS 10.6以降

価格: 無料版、有料年間プラン、買い切りの永続版

Aimersoft DVD Ripperは、DVDを多彩なデジタル形式に変換できるソフトウェアです。操作はシンプルで分かりやすく、初心者でも迷わず使える印象でした。150以上のビデオ・オーディオ形式に対応しており、MP4やMOVなどの定番形式はもちろん、ポータブルデバイスやゲーム機向けのプロファイルも豊富に用意されています。また、リッピング前にチャプターや字幕、オーディオトラックを選択でき、不要な部分をトリミングしてファイルサイズを抑えるといった編集も可能です。コピーガード解除にも対応しており、市販DVDの変換にも利用できます。

おすすめする理由：多彩な編集機能と4K対応で幅広い用途に対応

OS: Windows XP/Vista/7/8/10/11、macOS 10.5以降

価格: 無料（非商用目的）、有料（ホーム版・プラス版）

Prism Video Converterは、安定性に優れた多機能なビデオ変換ソフトです。DVDを数クリックでデジタル化できるだけでなく、MP4やAVI、MKVなど100種類以上の形式に変換できました。動画の圧縮やバッチ変換にも対応しており、大量のファイル処理も効率的に行えます。さらに、エフェクトの追加やウォーターマーク、テキストキャプション、色補正などの編集機能も搭載されているため、変換前に映像を仕上げることが可能です。最大4K解像度まで対応し、変換後のプレビューで効果を確認できるのも安心感がありました。

定期的にアップデートされており、安定性と機能改善が継続しています。最新のアップデートでは、2025年5月のアップデート（Version 12.05）が公開され、メンテナンスリリースが実施されました。さらに、2024年8月のアップデート（Version 11.15）では分割ツールが改善され、分割操作時に即時処理が可能になるなど、使い勝手が向上しています。

Prism Video Converterの開発元であるNCH Softwareは、G2とTrustpilotで4.3の評価を獲得しています。

おすすめする理由：500以上のプロファイルであらゆるデバイスに最適化

OS: Windows 7/8/10/11

価格: 無料体験版、有料シングルライセンス、有料ファミリーライセンス

WonderFox DVD Ripper Proは、シンプルな操作で高速かつ高品質にDVDをデジタル化できるソフトです。500以上の出力プロファイルが用意されており、PCやスマホ、タブレット、テレビ、さらには最新のPS5やGalaxyシリーズなど、幅広いデバイス向けに最適化された形式を簡単に選択できます。最新のコピーガード解除にも対応し、レンタルDVDや市販DVDもスムーズにリッピング可能です。さらに、ファイルサイズを大幅に圧縮しても画質を維持できるため、ストレージの節約にも役立ちます。ただし、カラーフィルターや透かしといった高度な編集機能は備わっていない点は注意が必要です。

WonderFox DVD Ripperは非常に高い評価を受けており、Capterraでは5.0を獲得しています。

おすすめする理由：2Dを3Dに変換できるユニークな機能を搭載

OS: Windows 7/8/10、macOS 10.6以降

価格: 無料体験版、有料年間サブスクリプション、および有料永続バージョン

Leawo DVD Ripperは、DVDをMP4やMKVなど180種類以上のフォーマットに変換できる多機能ソフトです。iPhoneやAndroidへの転送もスムーズで、再生互換性を気にせずに視聴できるのは便利だと感じました。特に印象的だったのは、2DのDVDを3D動画に変換できる機能です。いくつかのモードを選んで3D化してみましたが、想像以上に立体感があり、対応する3Dテレビでの再生も問題なく楽しめました。さらに、明るさやコントラストの調整、ウォーターマークの追加など、基本的な編集機能も備わっており、変換前に自分好みに仕上げられるのもポイントです。

Leawo DVD Ripperの開発元であるLeawoは、Trustpilotで4.0の評価を獲得しています。

おすすめする理由：500以上の形式に対応しAIで高画質化できる

OS: Windows Vista/7/8/81./10/11、macOS

価格: 無料体験版、有料年間サブスクリプション、および有料永続バージョン

Tipard DVD Ripperは、DVDを500種類以上の動画・音声形式に変換できる高性能リッピングソフトです。MP4やAVI、MKVはもちろん、iPhoneやSamsungなど最新デバイス向けプロファイルも揃っており、すぐに変換できます。

特に印象的なのはAI技術によるアップスケーリングで、480pを1080pや4Kに高画質化し、大画面でも鮮明に楽しめる点です。さらにCUDAやAMD APPによる加速で従来の30倍速リッピングが可能です。カットや字幕追加、ウォーターマーク挿入など編集機能も充実し、GIF作成や3D変換、圧縮にも対応しています。保護付きDVDも扱え、映画から教材まで幅広く活用できる万能ソフトだと感じました。

Tipard DVD Ripperは非常に高い評価を受けており、Trustpilotでは4.6、G2では4.5を獲得しています。

DVDリッピングソフトには無料から有料まで多様な選択肢があり、それぞれに強みがあります。例えば、Movavi Video Converterは高速変換と多彩な機能を備え、初心者から上級者まで安心して使える万能型です。HandBrakeは完全無料でオープンソースながら多機能で、コストを抑えたい方に最適です。さらに、WinX DVD Ripperは最新コピーガードの解除や高速処理に優れており、市販DVDやレンタルDVDを扱う際に心強い存在です。

「万能に使えるソフト」「無料で試せるソフト」「特殊な機能に特化したソフト」といったように、それぞれ個性があります。自分の目的や環境に合わせて最適なツールを選ぶことが、DVDコレクションのデジタル化を快適に進めるためのポイントです。