無料MP4再生ソフトのおすすめ10選【2025版】

動画を編集したり、映画やドラマを楽しんだりするときに、「どのプレーヤーを使えば快適に見られるのか？」と迷った経験はありませんか？インターネットを検索すると膨大な数の動画プレーヤーが出てきて、正直どれを選べばいいのか途方に暮れてしまいます。実際、私も最初は同じ悩みを抱えていました。

そこで今回、全ての有名なプログラムをインストールして試し、WindowsとMacの両方で実際に使い心地や再生の安定性、便利な機能などを一つひとつ確認しました。中には、昔から名前だけ知っていたのに意外と使いやすかったものや、逆に「有名なのにちょっと残念だな」と感じたものもあり、試してみて初めてわかることが多かったです。

このリストはランキング形式ではなく、レビューや評価、そして私自身の使用体験に基づいてまとめた「おすすめのMP4プレーヤー集（2025年版）」です。あなたのPC環境や使い方に合ったプレーヤーがきっと見つかるはずです。

総合ベスト: VLC Media Player

無料で多機能、対応形式も圧倒的に多く、あらゆる用途に安心して使える万能プレーヤー。

モバイルに最適: RealPlayer

スマホとPCを連携でき、外出先からライブラリにアクセス可能。動画の保存やクラウド機能も便利。

高機能志向に最適: PotPlayer

軽量ながら3D映像や豊富な字幕形式に対応。古いPCでも快適に動作する点が強み。

Macユーザー向けベスト: Elmedia Player

Mac専用ながら安定性と機能性に優れ、4Kストリーミングにも対応するバランスの良いプレーヤー。

ストリーミング・変換に最適: DivX Player

動画再生に加えて変換やキャスト機能を搭載。クラウド連携や高品質オーディオ対応も魅力。

おすすめする理由：無料ながら多機能でほとんどの動画や音声を再生できる

VLC Media Playerは、非営利団体VideoLANが開発したオープンソースのメディアプレイヤーです。

対応環境はWindows 7、8、10、11に加え、macOS、Linux、Android、iOSなど幅広く、私の環境でも特に設定をしなくても問題なく動作しました。Windows版は32ビットと64ビットの両方に対応しています。

特徴は対応力の広さです。ファイルやDVD、オーディオCD、ウェブカメラ、ストリームなどを再生でき、MP4やMKVだけでなく古いAVI形式も扱えます。追加コーデックが不要なのも便利です。字幕同期や動画・音声フィルターも備わっており、実際に字幕のタイミングを調整した際はシンプルで使いやすいと感じました。

さらに、広告やスパイウェア、ユーザー追跡が含まれていない点も安心して利用できる理由です。

このプログラムはユーザーから広く支持されており、G2で4.7の評価を獲得しています。

おすすめする理由：無料でありながら4Kや3D動画まで幅広く再生できる

KMPlayerは、韓国のPandora TVによって開発された動画プレーヤーで、2016年に現在の形にリニューアルされました。20年以上の歴史を持ち、世界中で数百万以上のユーザーに利用されています。

対応環境はWindows 7、8、10、11のほか、macOS、Android、iOSでも利用可能です。私の環境でもインストール後すぐに動画を再生でき、特別な設定が不要なのは使いやすいなと感じました。

特徴として、Ultra HDや3D動画の再生、壊れたファイルやロックされたメディアの再生にも対応しています。HEVCやh.265といった最新の高品質フォーマットを内部コーデックでサポートし、必要に応じて外部コーデックも追加可能です。動画や音声、字幕は細かく調整でき、後処理エフェクトやGIFキャプチャーなど便利な機能も揃っています。実際に字幕のサイズを変更してみましたが、反映がスムーズで扱いやすい印象でした。

また、PC版だけでなくモバイル版も提供されており、クラウド再生や無線ファイル転送、速度調整やブックマークなど、外出先でも便利に使える機能が用意されています。

最新のアップデートでは、「いいね」タブの追加により動画や音楽を分けて確認できるようになり、ジェスチャー操作の感度や検索機能も改善されました。さらに、リスト管理がポップアップなしで可能になり、アイコン操作領域の拡大やオーディオ同期も強化されています。

Trustpilotと、Google Play、App Storeで、それぞれ3.6の評価を獲得しています。

おすすめする理由：標準搭載で手軽に動画の再生と編集ができる

QuickTime PlayerはAppleが開発したメディアプレーヤーで、Macに標準搭載されています。1991年に初めてリリースされ、長年にわたり改良が続けられてきました。Windows版もかつて提供されていましたが、「QuickTime 7 for Windows」のサポートは既に終了しています。

現在はMac専用で、最新のmacOSで利用可能です。実際に私が持っているMacで確認したところ、インストール不要で利用できる点は非常に便利でした。

特徴としては、動画の再生だけでなく、簡易的な編集機能がそろっていることです。トリミングや分割、クリップの並べ替え、回転・反転といった操作を簡単に行えます。実際に使ってみて、短い動画を素早く切り出す作業がスムーズにできたのは印象的でした。また、Macの画面収録機能や、iPhoneやiPadの画面を取り込んで保存する機能も搭載されています。

Apple iOS（QuickTime Player自体の評価ではなくiOS全体のもの）について、G2では4.6の評価を得ています。

おすすめする理由：動画の再生からダウンロード、編集、クラウド保存まで一つで対応できる

RealPlayerは、1995年にリリースされたマルチメディアプレーヤーです。Windows7、8、10、11に対応しています。また、モバイル向けには「RealPlayer Mobile」アプリも展開されており、AndroidだけでなくiPhoneやiPadでも利用できます。

RealPlayerには、幅広い機能があります。YouTubeをはじめとする動画サイトから直接ダウンロードでき、保存した動画をMP3などの形式に変換も可能です。さらに、クラウド機能「RealPlayer Cloud」を利用すれば、写真や動画をオンラインに保管・共有し、複数のデバイスからアクセスできます。確認したところ、スマホアプリとPC版を同じアカウントで連携すると、外出先からでもライブラリにアクセスできるのは非常に便利でした。

加えて、写真や動画を組み合わせてショートムービーを作成・共有する機能も備えており、個人のライブラリを簡単に作品としてまとめられます。ChromecastやRokuを使ったテレビ出力にも対応しているため、HD画質での大画面再生も楽しめます。

2024年6月のアップデートでは、動画ダウンロード機能が刷新され、スマートダウンロードと高度なダウンロードが追加されました。

RealyPlayer（モバイル版）は、Google Playで4.2、Apple App Storeで4.5の評価を獲得しています。

おすすめする理由：幅広いフォーマット対応とユニークな機能を兼ね備えている

GOM Playerは、韓国企業GOM Labが開発した動画再生ソフトです。Windows版とMac版が提供されており、Windows 10以降やMac OS X 10.13以降に対応しています。

対応フォーマットは非常に多彩で、AVIやMP4、MKVなど100種類以上の動画やオーディオ形式をサポートしています。コーデックの問題で再生できなかった動画にも対応しているのは大きな利点です。さらに、360度VR動画の再生機能や特定区間のリピート再生、スキンの変更など、使いやすさとカスタマイズ性が両立しています。実際に使ってみると、インターフェースが直感的で、初めてでも操作に迷わなかった点が印象的でした。

また、スマートフォンに「GOM Remote」アプリを入れると、PCで動画を再生しながらスマホをリモコンとして利用できるのも便利です。

最新のアップデートでは、新たにD3D11ビデオレンダラーや超解像度、魚眼レンズレンダリングモードが追加されました。併せて、VR動画や音声ファイル再生時の不具合、スキンリソースやチャプターマーカーに関する問題など多数のエラーが修正されています。

GOM Playerは、Capterraで4.7の高評価を獲得しています。

おすすめする理由：軽量でありながら高度な機能を幅広く備えている

PotPlayerは韓国のKakaoによって開発されたメディアプレーヤーで、Windows 7、8、8.1、10、11に対応しています。

このソフトはハードウェアアクセラレーション（DXVA、CUDA、QuickSync）を活用することで、少ないリソースでも高いパフォーマンスを発揮します。実際に使ってみて、古いPCでもスムーズに動画を再生できたのが印象的でした。また、3D映像の再生に対応しており、サイドバイサイドやトップ＆ボトムなど複数の出力形式を利用できます。

字幕の対応範囲も広く、SMIやSRTといったテキスト字幕から、DVDやBlu-rayの字幕、さらにASS/SSAアニメーションやルビタグ付き字幕まで扱えます。加えて、多彩なコーデックを標準で備え、必要に応じてOpenCodecで追加できるのも大きな利点です。

動画のスナップショットやシーンのブックマーク、複数サウンドカードの切り替えなど、細かい機能も充実しており、使い勝手の良さを実感できます。

2025年6月25日のアップデートでは、HDRトーンマッピングの種類を選択できる機能や、WhisperにVAD機能が追加されました。

PotPlayerはフリーソフト100で4.03の評価を獲得しています。

おすすめする理由：Macユーザーにとって安定性と機能性のバランスが優れている

Elmedia Playerは、Eltima Softwareが開発したMac専用のメディアプレーヤーで、MP4やAVI、MOV、MKV、FLVなど100種類以上の動画・音声形式に対応しています。追加のコーデックやプラグインを必要とせず、そのまま再生できる点は非常に便利です。実際に使ってみても、古いファイル形式から最新の高画質動画までスムーズに再生でき、動作の軽快さが印象的でした。

特徴としては、複数の音声トラックや字幕の切り替え、再生速度の調整、動画の回転・反転・明るさや彩度の補正など、細かな再生オプションがそろっています。また、ピクチャ・イン・ピクチャモードやタイムラインのプレビュー、スクリーンショット保存など、動画を扱う上で実用的な機能も豊富です。さらに、SamsungやSony、LGのスマートTV、Chromecast、Apple TVなどへ最大4Kのストリーミングが可能で、家庭用の映像環境にも柔軟に対応します。

最新のアップデートでは、ストリーミング中に発生していたクラッシュや一時停止が機能しない不具合、Chromecastへの動画配信に関する問題が修正されました。

Elmedia PlayerはApple App Storeで4.2の評価を獲得しています。

おすすめする理由：MacでもWindowsでも追加のコーデックなしで幅広い形式を再生できる

Cisdem MP4 Video Playerは、Cisdem社が開発した無料のメディアプレイヤーで、macOS 10.13以降およびWindows 7/8/10/11に対応しています。MP4やAVI、MOV、MKV、WMV、FLV、MP3、FLACなど、100種類以上の形式をサポートし、1080pから8Kまでの高画質動画をスムーズに再生できます。実際に試したところ、重い動画でもカクつきがなく、快適な視聴体験を得られました。

再生機能も豊富で、複数の音声トラックや外部字幕を簡単に切り替えられる他、再生速度調整や区間リピート、画面回転や明るさ・彩度の調整など細かいカスタマイズも可能です。さらに、スクリーンショット撮影やプレイリスト管理機能も備わっており、使いやすさを高めています。

最新のアップデートでは、新しい基盤レイヤーが導入され、チャプター再生のサポートが追加されました。さらに、対応する出力フォーマットや登録モジュールも更新されています。

Trustpilotでは企業レビュー4.7という高い評価を得ています。

おすすめする理由：動画の再生だけでなく変換やストリーミングまで対応している

DivX PlayerはDivX, LLC（旧DivX, Inc.）が開発したメディアプレーヤーで、WindowsとMacの両方で利用できます。AVIやDIVX、MKV、MP4、HEVC（最大4K対応）といった多彩な形式に対応しており、動画再生だけでなくファイル変換やストリーミング機能も備えています。実際に使ってみたところ、重い4K動画もスムーズに再生でき、映像と音声の品質に妥協がないと感じました。

特徴としては、ChromecastやApple TV、Roku、Xbox、スマートテレビなどDLNA対応機器にキャストできる「キャスト機能」、AC3やDTS-HDサラウンドによる迫力ある音響、字幕の読み込みとカスタマイズ機能が挙げられます。加えて、Google DriveやDropboxとの連携により、クラウドから直接メディアを再生・保存も可能です。

おすすめする理由：非常に軽量で古いPCでも快適に動作する

Media Player Classic（MPC-HC）は、Windows向けに開発されたオープンソースのメディアプレーヤーで、2003年に登場しました。長らくアップデートが続けられてきましたが、公式のサポートは2017年で終了しています。

対応環境はWindows 7、8、10などで、特に低スペックPCでも動作する点が特徴です。SSE2対応CPUであれば2000年代初期のPCでも利用可能でした。インストール自体も軽く、起動が速い点は今でも魅力的に感じました。

特徴としては、主要な動画・音声フォーマットに幅広く対応し、不要な広告やスパイウェアが含まれていない点です。また、カスタマイズ性が高く、ツールバーや表示設定を好みに合わせて変更できます。さらにDVBプレーヤーとしても利用可能で、シンプルながら多機能な設計になっています。

無料かどうかにかかわらず、上記のMP4プレーヤーは間違いなくニーズを満たしてくれるでしょう。インターネットには数多くの高品質のMP4プレーヤーがあります。とは言え、MP4プレーヤーを最大限に活用する方法について具体的な質問があるかもしれません。例えば、動画ファイルを1つのフォーマットから別のフォーマットに変換したいけれども、その方法が必ずしもわからない場合があります。

動画や音楽、写真などのファイルを別の形式に変換したいときに頼れるのがMovavi Video Converterです。直感的な操作と高速処理で、初心者でもすぐに使いこなせる点が魅力です。

わずか3ステップで簡単に使えます。

1. プログラムにファイルを追加します。Movavi Video Converter内の作業エリアにドラッグするだけです。
2. 出力形式を選択します。AVI、MOV、またはその他でも可能です。
3. [変換] をクリックします。ファイルは自動的に一瞬で変換されます。

実際に試してみたところ、4Kのような重たい動画でも短時間で変換が完了し、処理中にストレスを感じませんでした。さらに、トリミングや色調補正といった編集機能も備えており、変換と同時に映像を美しく仕上げられるのも便利です。

無料でダウンロードしてすぐに使えるので、まずは試してその使いやすさを体感してみてください。

Movaviを使った動画・音声ファイルの変換方法については、こちらの完全ガイドをご覧ください。

MP4プレーヤーを選ぶ際は、利用環境や目的に応じて最適なソフトを選ぶことが重要です。例えば、WindowsでもMacでも幅広く使える多機能なプレーヤーを探しているなら VLC が最適です。広告なしで無料利用でき、豊富な対応形式を備えています。

一方で、4Kや8Kといった高画質動画を滑らかに再生したい場合は、Cisdem MP4 Video PlayerやPotPlayer が優れています。

Macユーザーでシンプルさや安定性を重視するならElmedia Playerがおすすめです。豊富な再生オプションを備えており、家庭用TVへのストリーミングにも対応しています。

また、動画再生に加えてダウンロードやクラウド保存まで一括で利用したい人には RealPlayerが便利です。外出先でもモバイル版アプリで動画を楽しめるのは大きな魅力です。

このように、あなたの使い方に合わせて最適なMP4プレーヤーを選べば、より快適で効率的な動画視聴環境を構築できるでしょう。